このレビューはネタバレを含みます▼
思ったより盛り上がりませんでした。
試し読みで期待したのですが、読めば読むほど失速。
値段に対して…と考えると良くても☆3ですね。
2巻読みましたが、途中で何度も飽きてしまって買っちゃったから最後まではなんとか読んだという感じです。
たぶん自分の好みじゃなかったのです。
これも転生設定いるのかな?
前世で看護師だった経験を活かして…みたいな描写は1巻でこそ少しありましたけど、2巻からは設定忘れてる?ってくらい出てこないです。
あと双子の入れ替わりの話ですが、2巻で非常にややこしい話が出てきて、うーんとなりました。
先が読めるお話なのに、もっとシンプルにざまぁできなかったのか。いろいろありすぎて、ざまぁというほどもなく断罪も弱くモヤモヤしました。
なんか2巻分焦らしてこれかぁという感じです。
全体的にエピソードに蛇足が多くて、もっと短くまとめられたのではと思ってしまいました。
脇キャラも個性的で続刊も書けるネタありそうですが私は買わないな。
ヒーローのアクィラ殿下も急に溺愛モードになったり頼りになるんだかならないんだか分からなかったです。ヒロインに相談なしに物事を進めすぎていて、勝手に自分が信頼できるからと機密情報をペラペラ話していたり少し嫌でした。なんかヒロイン置いてけぼりが多い。ヨゼフの方が口も固く頼りになりそうでした。
ロックス殿下は、入れ替わりが分かった後の行動が一貫してなくて何だったの?と思いました。
一方的に怒鳴りつけたり、最後は労るようだったり。諦めているようだったり。なんだかよくわからない。
アッサリと殺されちゃっている人もいるし。
急に駆け足。
悪役たちの行動動機も「?」です。
なんか安定性ないからこじつけに感じてしまいました。
全体的にキャラクターの動きに一貫性がないです。悪女の噂もどこまで拡がっていて、どこまで信じられているのかのか分からないです。
妹姫も急に懐くし弟殿下たちもそう。
みんな何考えてるのか分からないの。急に態度変わるから。
伏線張るためにそう振る舞わせているのか、作者さんが書いているうちに気分で変えていっているのか、どちらか分からなかった。
申し訳ないですが期待外れですね。