吐息の予感
」のレビュー

吐息の予感

小林博美/アン・ハンプソン

優しく誠実な憧れの男性は実は優柔不断?

2013年11月1日
カリルが憧れていたブラッドは叔父の言いなりな優柔不断な男だったと判った時のカリルの複雑な心境が推し測れないほどなのだが、1カットで表現されているのはさすが小林博美先生。また、ヒロインのカリルがとてもはっきりした物言いはするが、人を思いやれる癒し系の心優しい魅力的な女性。一切嘘から始まった二人が自我に目覚め、ラふストはハッピーエンドなのはロマンス系やハーレクインの王道だけど、不幸な結末より希望ある幸せな結末が良いのは恋愛漫画ならではの醍醐味。身から出た錆びというか嘘から出た誠を地でいくような作品だけど、カリルに免じてオマケで星4つ 。
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