このレビューはネタバレを含みます▼
見た目は優しく誠実そうな兄だが真実を知る者はただ二人。遺された王妃のラニと王の弟A.Jのみ。かたや弟のA.Jは威圧感もあり、見た目はちょっと怖い。しかも法律上、未亡人の兄嫁ラニと弟A.Jが結婚しなければ……いつの時代の話やら……しかも兄を溺愛している皇太后がまたまた強烈なキャラクター。一般人ならいざ知らず、国母様の立場ながら思慮もなく思いつきで言いたい放題。しかし、そんな彼女にも次男に対する確かな目と自責の念がありました。さて、ラニもA.Jも死んでなお兄(元夫)に悩まされ続けるが、お互い亡き兄(元夫)から虐●されていたとわかり、後は惹かれあい幸せにまっしぐら。国王が映画監督、王位継承権は王子の誕生待ち?という事でラストのファンタジーシーンで終わりな所も幸福感が出ていてハーレクインではあまり見ない終わり方で新鮮で良かった。始まりが暗くてどうなることかと心配したが、ラストは花鳥風月の世界に囲まれ私達まで幸せになれる感じ。★5つじゃ、足りないかも?