それでも愛したいんだ、君を 身代わりシングルマザーの嘘と恋
」のレビュー

それでも愛したいんだ、君を 身代わりシングルマザーの嘘と恋

山野辺りり/カトーナオ

子は鎹。

ネタバレ
2023年10月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトル買いです。事故死した姉に代わり彼女の愛息を育てる天涯孤独なヒロインのもとに、突然子供の父の弟を名乗る身なりのいい男が現れ、忌憚なく生活の貧しさを指摘される。甥を奪われると危惧したヒロインは咄嗟に「自分の子」だと偽り…という話。両親が亡くなるというレアケースで叔父叔母が甥っ子を介して愛を育みますが、正体を偽っているため踏み込めない。その微妙な駆け引きというかすれ違いが面白かったです。ヒロインの嘘も甥っ子を守るためなので全然おかしいと思わないし、逆に初対面で甥を呼び捨てにするヒーローがどうかと思いました。ていうか、ヒーローside…ひとつでしたが、アレでいいんすか?妄想で終わりましたよ(苦笑)嘘の結果、よりによってあんな形でバラされるとか、物語的には盛り上がりましたけど子供の前で最悪でしたね。それに日菜子の所業はお姉ちゃんも兄も報われない…。せめて主役2人と甥が幸せになれるといいな。身辺調査で海音の存在は分かりそうなものですけど、作品通して面白かったですよ。これは言わせて欲しい。イラスト、パッと見上手ですがパーツバランスがおかしいです。特にヒーローと甥っ子。
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