レイントリー Ⅲ イヴが眠りにつくまで
」のレビュー

レイントリー Ⅲ イヴが眠りにつくまで

藤田和子/ビバリー・バートン

レイントリーシリーズプリンセスマーシー編

ネタバレ
2013年11月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ レイントリーシリーズ最終巻です。その前にプリンセスマーシーにはイヴという愛娘がいます。この娘の父がアンサラの王ユダだという事は乳母とプリンセスの秘密。なのに、イヴのちからが強大すぎてなんでも判ってしまうしテレポートまでしてしまうという凄い潜在能力を持つ少女。レイントリーとアンサラとの間に産まれた者は昔は殺されたらしいが、それは現王ユダが我が子可愛さのあまり?廃止した。イヴは両家の直系の血をひく『予言の子』。またアンサラ内部は二派に分裂し、内乱を避けたいユダは反ユダ軍の腹違いの兄と激突するが、さらにレイントリーとも戦うのであればマーシーとイヴさえ守れれば全滅覚悟だった。とうとう夏至で聖地でのレイントリーとアンサラとの戦争が始まります。ユダはマーシーを守る為義兄を倒す。そしてダンテとユダの王同士の一騎討ちの直前に予言の子イヴがあらわれる。イヴが指し示す未来は少なくともいまの2種族が争うことはなくなり新たにに両種族から名前をとりレインサラと名付ける。こうして、長い間お互い惹かれあっていたマーシーとユダも幸せになれるという、ハーレクインとは違うイメージのファンタジーバトルのようなお話でした。ラストがイヴと生まれる前のエマはいとこ同士でお友達、ダンテ&ローナにもおめでたで、更にユダ&マーシーにも第2子が!3夫妻とも運命的な出逢いでラブラブで、これからベビーラッシュで大忙しだけど嬉しい悲鳴ですね。ハーレクインらしからぬ作風だったけど、良くまとまっていたのでこのシリーズ4作とも★5つじゃたりません。
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