人間不信の捨てられ聖女は恋する心を見ないふり
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人間不信の捨てられ聖女は恋する心を見ないふり

杜来リノ/サマミヤアカザ

冤罪からの。

ネタバレ
2023年10月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルに惹かれて読みました。王族へとある罪を犯したと断罪された響鳴奏士ヒロインは、婚約者にも捨てられ辺境地で自暴自棄に生きていた。そんなある日、ひょんな事から出会った男に誘われ一夜を共にする。それから徐々にヒロインへ執着を見せるようになり…という話。生きる気力のないヒロインに焦れるヒーロー好き勢なので本筋はどストライクでした。ただ、ヒロインは後半からは普通の恋愛脳女子になっちゃったのでそれは残念だったかな。ヒーローは初めは軽かったけど、身体を共にするうちにのめり込んじゃうのがきゅんでした。お互い正体を隠しつつってのがまたニクいですよね。しかし列車の事故のシーン、ヒーローと合流してから、なんて言うか学芸会を見せられてる気持ちになり気恥ずかしかったです(私が元々ファンタジーに明るくないせいもある)。欲を言えば、封紋を付けられ巻き添えにした両親に申し訳ない、何とかしたいと普通は思いますよね。だから封印士を殺してくらい言って欲しかったです。(←単純にそういうヒロインが好き。かわい子ちゃんはいやだ。)サマミヤ先生のイラストは合ってました。素敵だった…
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