公女殿下の家庭教師
」のレビュー

公女殿下の家庭教師

七野りく/cura

途中までは面白く読めた

ネタバレ
2023年10月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ けど、物語はワンパターン。設定だけ複雑で面倒な感じに作り込んでるけど、基本展開は一緒。で、ハーレムなのは主人公が良ければ納得なので途中まではよかったんだけど。ワンパターンだから敵がインフレしていって。
敵が強くて勝てないかもしれないを繰り返して、どんどん話が大きくなって国の滅亡とか世界が的な話になってってる、のに、魔力をつなぐとかいう切り札設定を使いたくない理由が副作用があるかもという、明確な脅威に対してリスクの可能性と明らかに釣り合わず、主人公がマヌケな出し惜しみになってる。結局使うんだけど。
頭脳が売りの主人公がそれだと無理が出てきてうさんくさくなって、興ざめして飽きた。別に話を壮大にして盛り上げなくてよかったと思うんですけどね。
基本的にハーレムな話とピンチからのギリギリ逆転しか展開が無いから。あと、政治的な話は基本的に浅い。そんな動機で政治は動かないだろ的な登場キャラが連発する。あと、人の成長とか書けないからか、1人を深掘りしてくんじゃなくて、キャラとかを追加しまくるんですよね、この作者さんは。だから1人1人が薄いというか。どんどん嘘っぽいファンタジーになっていってるというか。
はじめのほうはよかったんだけど…というのが感想です。
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