溺愛王子、無垢なる神子を娶る【特別版】(イラスト付き)
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溺愛王子、無垢なる神子を娶る【特別版】(イラスト付き)

小中大豆/石田惠美

どなたか塩味下さい〜😄

ネタバレ
2023年11月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 片や神の子として王宮の奥深くに『白き花嫁』としてだけの役目で育てられ、並の女性や子供の体力すらもない青年に、片や王族で第四王子ながら、商才もあり平民にも貴族にも好かれる女好きで美丈夫な男性。

初っぱなの第四王子と側近との会話は、白き花嫁として嫁いだ国で不安でしかたないシャウーリャにとって、夫となる第五王子の死去に伴い急遽あてがわれた第四王子とは言え、あまりにも酷い言葉の数々。
【髭の花嫁】とかありえん!
でも否定も言い過ぎだともと諭さない王子の行動にショックを受けましたよ。私。

私ならば、言質を取ったとばかりに結婚式あげたらさっさか好きなことばかりして、夫となったヴィハーンとは目も合わせないんだろうな。

でもシャウーリャは新しいことを見聞きするのが大好きで、ヴィハーンは珍しいこと、楽しいことを提供してくれる。女好きで男性と交わるのは考えられないと始めにスパンと言って陰日向のない爽やかな好青年ではあるのよ💦

少しずつ少しずつ彼らの距離が近づいていくのもキュンキュンします。
ヴィハーンの冒頭の会話や、【男性とはあり得ない】と言った口が、【家族であり弟のような存在】のワードにうろたえるシャウーリャ。
ヴィハーンは人たらしですわ。
ヴィハーンのひとつひとつの言葉に振り回されるシャウーリャも可愛い🖤

最後の最後で冒頭の複線が回収されます。
一気に読み終わりました。

私って漫画だけじゃなく小説・ラノベも大好きなんですよ。
でもなぜかBLラノベだけはモダモダ感が多すぎて辟易してしまうのですが、小中大豆先生の文章は私の好きな文章体だったようです
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