無能才女は悪女になりたい
」のレビュー

無能才女は悪女になりたい

一分咲/藤村ゆかこ

3巻まで読了

ネタバレ
2023年11月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白いんですけど。ちょいちょい主人公にイラッとするというか、モヤッとするというか。自分の能力を活かそうと、ディランの役に立とうとがんばるのはわかるんですけど、ひとの話きかないというか。思い込みが激しいというか。きちんと説得しないまま動くのもどうかと思うんですよね。おっとりしてるかと思いきややたら行動力あるし。知識量膨大なのに令嬢らしくない振る舞いするし。微妙にちぐはぐさを感じます。でもストーリーは面白いんですよ。でも結婚式潰されるて、もっと怒っていいと思うんだけど。というかあそこで妹の数々の悪行をばらして断罪するべきだったんじゃ。せっかく2人そろって人前に出たのに。しかも妹が主人公のふりしてるしバラすにはもってこいだと思うけど、まあそれだと以降の主人公が悪女ぶるシーンがなくなっちゃって作品の根本が変わっちゃうからしかたないけど。2巻はお話が途中までだったので確実に続きます。3巻では事件も領地での問題も解決し、結婚式も行われます。初夜を迎えたかは不明。あいかわらずヒロインは悪女ぶろうとするし膨大な知識をもって勝手にたちまわり、その理由をディランが助けてくれると信じてるからとのたまいます。その言葉にディランは絆されちゃうわけですが。結果だけ見れば万事解決してるし、ヒロインも善人で人助けもしてるんですけど。妙にイラッとするんですよねぇ。ヒーローがヒロインを思いやる心情や苦労をヒロイン自身が慮ってないからかなぁ。
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