このレビューはネタバレを含みます▼
「落ちどれ」にもこちらの作品の登場人物が出てくるということで読んでみました。私自身が古代神話大好きマンなので、なんのためらいもなく、とても楽しく読めました。尾羊先生の作品はとても設定が細かく、それを先生なりに咀嚼し脚色しているのですが、全然違和感なく見ることができます。すごく読み込んでいらっしゃるんだなと感心しました。不覚でもなんでもないんですが、最後が良すぎて泣きました。2巻で終わるのがもったいない。けれどもとてもいい形で終われていると思いました。誰にもなびかないセトが唯一心を許すのが兄オシリス……エモ……。オシリス→→→→→→→→→←←セトってところが最高にエモでした……兄の愛が重すぎるんじゃあ……いいぞもっとやれ セトは冥界でオシリスと会えたのかな。そこを描写してほしいなという一読者のワガママでした。作者様も仰ってますが「落ちどれ」読む前に必ずこちらも読むべき、では無いです。履修しなくても大丈夫ですが、個人的には履修するべきと思います。やっぱ滾りたいじゃないですか。ウワーー「サイカミ」のキャラだーーウレピーーってなりたいじゃないですか。そんな感じです。
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