加減がいい

ネタバレ

2023年11月5日

このレビューはネタバレを含みます▼ 人気ゲームのヘビーユーザーかつ、妄想供給への分別のあるお腐れ女子大生が、そのゲーム(に似た)世界へ誰かに召喚されてしまう⋯⋯ところから始まる異世界召喚モノ。
獣人が治める国らしく、主人公の周りのメインは人型のもふもふ。でもイケおじなエルフも人間も他にもバンバン出てきて、綺麗な作画も相まって大変良き。多方面に効く。
何より男女の仲的な関係がマイナス値なのに距離感ゼロな、そうそう主人公に何でもかんでも恋愛要素は要らんのよ⋯⋯を分かってらっしゃる感満載なのがいい。
主人公の喋り方も、腐の入ったそっち系の女子大生だと思えば普通にありだと思う。入れ込んでるゲームでの不満を、自分のエゴと承知で思い通りに改変して満足して、それが周囲には無欲な識者になる勘違いモード炸裂してるのもテンプレながら不自然さがない。
最新刊では主人公が忘れていた(というより失念していた？)覇王の病死回避に不可欠(になるはず)な人物登場で、早く続きが読みたい！というところで終わっているので、原作読もうか迷うところ。
むしろ紙媒体でも買うか迷うくらいなので、好きな人にはめっちゃハマると思う。

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いちさん

(女性/50代) 総レビュー数：2件

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