殿とつばめ
」のレビュー

殿とつばめ

小石川あお

『ご主人様とけだま』ばりに泣いた

ネタバレ
2023年11月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 坊っちゃん(瑞獣の末裔)×乙鳥(元お世話係の現在執事)のお話。
私が今まで読んだ中で人間の手があり、尚且つ四つ足もある獣人が初めてだったので、最初見た時に物凄い違和感でした。この姿は最後まで慣れなかった。アタマガカタイノヨw

乙鳥は人型だけでなく ちょいちょいツバメの姿のもいて可愛いのですが、特に仕事柄なのかツバメの姿での眉間にシワを寄せているお顔が好きすぎて堪らん!
それに実物のツバメの顔の赤い所が、人型の時に丁度ほっぺにあり、ほっぺが赤らんでるように見えてこれまた可愛い◎
まあ何にせよ乙鳥は可愛いって事ですw

読んでいて雲行きが怪しくなり、坊っちゃんと乙鳥の先が分からなかったので、後半は涙が溢れて仕方ありませんでした(泣)

読み終わったあとにレビューを拝見して知ったのですが『幸福の王子』がモチーフになっているのではないかと言う事で、私は原作を知らなかったので伊藤ゆみ先生が描かれたコミカライズ(100pt 総33ページ)を読んでみましたところ、あお先生が『殿とつばめ』を描くにあたり きっとそのままでは辛すぎるので 、脚色を加えてくださったのだなと思いました。ちなみに他で調べたら原作では神様の件までありました。

原作を知っている方も知らない方も、ネタバレ無しで読んで欲しい作品です。ページ数的にもボリュームがあり読み応えはバッチリです◎
(総338ページ)
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