凍星のカレワラ
」のレビュー

凍星のカレワラ

佐藤夕子/三嶋イソ

わからん

2023年11月11日
2巻まで読了。
いやいや、疲れました。

基本的に絵は上手いんだけどね〜〜描き込みが多くてその為に煩 雑になって結局、何を描きたいのか分からないってページがある。
それより、登場人物の描 きわけが出来ていないのがシンドい。誰なのか判ってる場面でも、ちょっと横を向いたり下を見たりしただけで別人か?ってなる。 顔だけでなく、全身のプロポーションも場面によって異なっていて、年齢が行ったり来たりする不思議感にまとわり付かれる。
そりゃもぉ疲れる。
その上、描かれてるモノも解りにくかった。余分な線が多すぎるしモチーフも背景も似たようなトーンで描かれているのが残念。デブ亀かカバかと思ったら竜だとか、ソラ分からんでしょ。作中人物にもカメって言われてたけどね。
ストーリーはと言えば、独自の陰鬱な世界を舞台にオリジナルの単語で埋め尽くされているので、最初は文字通り分からないことだらけ。そうしてイミ フを我慢して読み進めていくと、少ぉ〜しずつ様々な事象が明らかにされていくという寸法。
でも、とにかく右も左も分からない序盤のうちから、とにかく主人公が虐げられて当然な立場にあるという事実だけが、これでもかこれでもかと強調される。
よくある『異世界でイジワルな義姉に虐められてます〜』みたいなのとは異なり、ある意味リアリティある虐 待に、まだ続くのかよ、もう解ったから早よ次いってくれよって思い続けるハメになる。
まーーシンドイ。
ウンザリした。

ストーリーにも絵にも、どちらにも救いがない。←私にとっては。

1巻をキャンペーン価格で読んで、あまりに消化不良だったので2巻目も読んだら少しはスッキリするかと思ったが、イライラが増しただけだった。読後感 悪し。

辛口ごめんなさい。
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