ウラ・大奥





2023年11月12日
設定がリアルすぎて、本当にこれが正史だったのではないかと錯覚するほどです。『男女逆転』の言葉に抵抗感がある人ほど、読んでほしい!!
かく言う私も、これまでのドラマや映画、1巻くらいの試し読みで「逆ハーレムみたいでちょっと」と敬遠していたのですが、いえいえ!そんな甘っちょろいもんではありませんでした!!ええ、ちょっと、覚悟して読み始めたほうがよろしいかと。壮大な歴史ドラマ、人間ドラマに呑み込まれ、ツラくてもう読めないと思っても、結局続きが気になって泣きながら読み続けることになると思います。。。
作品は全体を通して群像劇というか、将軍が代替わりしていくので、どんどんと主人公が入れ替わっていきます。なので推しキャラを見つけても、すぐに退場。。。(しかも大抵、幸せは一瞬で過ぎ去り)そしてまた新たな推しキャラが登場して──という抜け出せないループです(笑)
しかしどのキャラも本当に印象的!これぞ主人公という有功様や吉宗公、まさに悪役な春日局や桂昌院、スーパーヒーローな医療編の人々、怪物の名にふさわしいあの人、もはや裏将軍といっていいほどの側近たち、そして『将軍』たち。あまりメインではない代であっても、1話や1エピソードでめちゃくちゃ印象的にしてくれています!!
あと、地味に好きなのが市井の人々です。赤面疱瘡に翻弄されたのは江戸城だけでなく、子どもを亡くし夫や父を亡くし、後継や働き手をなくした市井の人々が悩み、悲しみ、過去の慣習を打ち破り、たくましく家や村を建て直していく様も描いてくれています。
辛い展開が多い本作ですが、それでも読み進めてしまうのは歴史がちゃんとつながっているからです。『アレがここにつながるのか?!』『あの人の行動や思想がちゃんと後世に生きている!』『あの人の家や子孫がここで再登場するのか!!』──すべて読んでこそなので、ぜひ長い徳川の歴史のなかへどっぷりと浸かってほしいです。
かく言う私も、これまでのドラマや映画、1巻くらいの試し読みで「逆ハーレムみたいでちょっと」と敬遠していたのですが、いえいえ!そんな甘っちょろいもんではありませんでした!!ええ、ちょっと、覚悟して読み始めたほうがよろしいかと。壮大な歴史ドラマ、人間ドラマに呑み込まれ、ツラくてもう読めないと思っても、結局続きが気になって泣きながら読み続けることになると思います。。。
作品は全体を通して群像劇というか、将軍が代替わりしていくので、どんどんと主人公が入れ替わっていきます。なので推しキャラを見つけても、すぐに退場。。。(しかも大抵、幸せは一瞬で過ぎ去り)そしてまた新たな推しキャラが登場して──という抜け出せないループです(笑)
しかしどのキャラも本当に印象的!これぞ主人公という有功様や吉宗公、まさに悪役な春日局や桂昌院、スーパーヒーローな医療編の人々、怪物の名にふさわしいあの人、もはや裏将軍といっていいほどの側近たち、そして『将軍』たち。あまりメインではない代であっても、1話や1エピソードでめちゃくちゃ印象的にしてくれています!!
あと、地味に好きなのが市井の人々です。赤面疱瘡に翻弄されたのは江戸城だけでなく、子どもを亡くし夫や父を亡くし、後継や働き手をなくした市井の人々が悩み、悲しみ、過去の慣習を打ち破り、たくましく家や村を建て直していく様も描いてくれています。
辛い展開が多い本作ですが、それでも読み進めてしまうのは歴史がちゃんとつながっているからです。『アレがここにつながるのか?!』『あの人の行動や思想がちゃんと後世に生きている!』『あの人の家や子孫がここで再登場するのか!!』──すべて読んでこそなので、ぜひ長い徳川の歴史のなかへどっぷりと浸かってほしいです。

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