番えなくても

ネタバレ

2023年11月13日

このレビューはネタバレを含みます▼ 読み放題にて。
絵が綺麗で気になり読みました。
フェロモン異常で必要以上にΩを引き寄せてしまうα・瑛士×番に捨てられ跡を切りとってしまったΩ・三津谷。
今まで読んだオメガバースとはまた違ったストーリーでした。
三津谷は、瑛士と出会う以前にジノというαと番っていたのですが、ジノの事情で連絡もないまま離れ離れになってしまい不幸のどん底に。そして番の証である噛み跡を切り取ってしまいます。
そのため、三津谷は不定期にくるヒートに悩まされており、薬も効かない体に。
そんな時に偶然瑛士に助けられ、体の関係に。
同じマンションの隣同士、一緒のカフェで働く事になって仲を深めていったけど、瑛士も特殊な事情で一般的なαよりもフェロモンが強いとわかります。
フェロモンを止めるには、運命の番と番わなくてはならない。そして瑛士と三津谷はきっと運命の番だけど、三津谷は過去に別の男と番っているため番になれない。
一生お互いの特殊な体の事情で不安を拭えない関係に迷うストーリー。
オメガバースの世界で、運命って素敵な絆だと思っていましたが、それがこんな風に拗れて切ない事になるなんて。
２人ともそれぞれ事情があって今があるので、過去もひっくるめて相手が好きならもう問題ないのでは？とも思ったり。
αだから、Ωだから悲観的に捉えてしまうけど、それこそ一般人はそんな運命なんて確証もないまま恋愛して結婚するわけですから、お互いを信じてお付き合いしていくことで問題ないですよね！
色々遠回りしたけど、おさまるところにおさまってよかったです。

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かおりさん

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