マリエル・クララック
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マリエル・クララック

桃春花/まろ

地味と侮る無かれ、地味と欺かれる無かれ

ネタバレ
2023年11月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一見地味で普通of普通かと思いきや、大好きな本業に全力で打ち込み最高のモノを生み出すための、計算し尽くされた地味さと普通だったとは!
ヒロインは、腹黒ハァハァ!と萌えてましたが、自分の目的(本業)のために敢えて空気や壁と成り、観察眼も情報を集め記憶する能力も高い。とてもえぐい能力と言えるかも知れません。貴族社会は情報戦とも言いますし。
ヒーローの言う通り、もしこれが本業の諜報員ならば、腹黒など可愛いもの、えぐい能力で次々と成果を上げる諜報員と成りそうです。


また、高圧的な高位令嬢からの嫌がらせや罵詈雑言も、「貴重な体験!プロはやはり違う!すべて本業の糧!寧ろご馳走!」と痛くも痒くもない、寧ろご褒美なところは、有る意味現実の人間関係に於いて見習いたいと思うほどでした。
まだ1巻しか読んで居ませんが、続きを読むのが楽しみです!(でも通常のお値段だと高いな~)
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