このレビューはネタバレを含みます▼
特殊部隊SATに属するスナイパーヒーロー。とにかく文句無しにすこぶるカッコイイ。
幼い頃の誘拐事件、勤め先の銀行に強盗が押し入るなど、ヒロインの人生に大きく左右した2つの出来事にヒーローが偶然にも居合わせ関わることになる。ヒーローの警察入職のきっかけをつくったヒロイン兄も交通機動隊で、警察と事件を背景に2人の運命が動き出す。登場人物それぞれの個性的な魅力が溢れんばかりにストーリーを面白くしていて、特に妹溺愛のヒロイン兄のキャラが一押しだった。ムラサキ先生はリアルに職業の奥深くまで追究して描いてくるのでストーリーに厚みがあり、今作も大満足の1冊だった。