このレビューはネタバレを含みます▼
この組み合わせ不満と言えば大いに不満足です。長年の両片想いが報われないのは切なくて、それはそれでいいのですが、お相手が好きだった人が我が子同然で育てている甥で幼いの頃からずっと知っているティーンエージャーってそれは無いでしょうって思います。そんな子供に対して邪な想いを懐き欲情するって気持ち悪いです。鼎の場合でも確かにアプローチしたのは向こうですが、お相手が息子の親友ってこれも不快です。ビジネスパートナーの彼には是非とも頑張って欲しいものです。と言うか鼎はもう2人共切って別のお相手を探すのが一番かと思いますけど。ぐちゃぐちゃでしたね、この4人プラス脇役の3人。恋の行方が何処に行くのか、散々振り回された感じです。文字通り日本からパリ、そしてインド経由でタイの世界旅行もしますし。自身もしくは親の恋愛を通した若者達の著しい成長そして同時に大人/親達が子供達を通して学んでいく様子がよかったです。いくらBLでも紗耶花が男性の名前ってあり得ないと思うのですが。花房氏に対する鼎のやり方も私には理解出来ません。各章の題名が凝って、あれも物語の一部として楽しかったです。