このレビューはネタバレを含みます▼
春夏秋冬の4カ国があり、特異体質で全ての国を行き来できるワタリという旅商人以外の住民たちは、自分の国を出ると生きていけません。それぞれの国によって特徴が異なっていて、春の国はフェロモンが漂う発情の国。その国の遊郭の稼ぎ頭宵藤と、ワタリのツァーレのお話です。両片思いで、少し拗れてしまうシーンもあります。オメガバではないのですが、運命の番にまつわるストーリーで、全体的には良いストーリー展開だったかなあと思います。ただ、男娼なので他の客との行為もありますし、同僚の白桜が散々邪魔しておいて「なんで幸せになってないの?」という何とも訳の分からないセリフを突然言い出したのには、お前のせいだろと言いたくなりました。