このレビューはネタバレを含みます▼
現在5巻までで物語の本筋である2人の関係とは外れるが私が最もムカつくのはレミの会社の男達。公私混同して社内の空気を悪くしているのは彼らだし(勝手に言い寄って来て拒否されたらデマを流すとか最低)そこから目を逸らしてレミだけを敵視する女性社員達も何だかなぁ…と思う。
レミは要領良く振る舞いながらもいたって堅実に暮らしてきた。自分の容姿を最大限に活かす為に節約や努力もしていたし、勤務態度に多少問題はあってもお荷物社員という程でも無い。それが敬士との出会いで全て崩れる。ユミを介さず敬士と出会ったなら、早い段階で彼の本性に気付き離れたと思う。見る目が曇ったのはユミの欲しいものを奪う高揚感と、見下している筈なのに「ユミが選んだ男は間違い無い」という絶対的な信頼感だった。
拠り所だった容姿に傷を負い、多分これからレミの容姿至上主義を作った母親と向き合う事になる。レミの心は救われるのか?