このレビューはネタバレを含みます▼
改めて読み直ししたらバイレッタの旦那の無言の圧に項がピリピリするってワードがめちゃくちゃ良くてハマってしまった。その旦那の圧にもいろいろあるのがマジに面白い。1の上下を読んでどうにかまるく収まって幸せそうだったんでよかった。2はとにかく上司が人格破綻者で酷いしヤバすぎる!バイレッタの考える前に行動しちゃうとこや人を助けるところがほんとにいろいろな人を巻き込んでしまうけど。あんな始まりにもかかわらず旦那に情がうつってくる。今まで様々にずーっと傷つけられてきた彼女。そんな彼女をめちゃくちゃに溺愛してくるのがえっ?ってこれあの賭けを持ち掛けた冷徹なあの人だよねー。何がどうしてこうなる?旦那の人格に矛盾を感じるけど彼も幼少期から苦労していたのよね。私は最後の夜会で義理父がなんだかんだで嫁に付き合って憎まれ口をたたくのが面白すぎて爆笑。義理父との絡みが好き。毒婦と噂されている嫁が実は可愛くて商魂逞しく人に優しいそのギャップがいい!ただ旦那には絆されたのか弱いんだよね。なんだかんだでモテモテの嫁を自分以外から隔離したいくらいの優秀な軍人の旦那が面白いけど。とんでもない私情を挟む上司を追いやって大将閣下になってほしいくらいです。父親も軍人でしょ?あの上司あれだけの事をバイレッタにしておいて変わらない権限をもっているのは解せない!物語として完結してない気がする。軍法会議にかけろやー。何で彼女が傷つけられて終わるんだろ。なのに2の下のラストのバイレッタの言葉だけが素晴らしくて。3はエルメレッタにパパの最強遺伝子が受け継がれていることが面白すぎる!その瞳の色についてのエピソードとか素敵でした。旦那の最後の告白場面にキューンが止まらなくて!色のない世界からの彼の言葉が良かったやっとだね!祭りの後の雨降る中の2人も最高でした。