余命わずかだから黒幕一家の嫁になったんだけど【タテヨミ】
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余命わずかだから黒幕一家の嫁になったんだけど【タテヨミ】

SALTY/BASAK/Yunajin

転生&私が幸せにしていく系、黒ラリアさん

ネタバレ
2023年11月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公は色々とチート系であり(前世の記憶がございます系)の余命宣告を受けた病気持ちの幼い少女の中に入り込んでいます。

両親は不仲で最悪の状況で亡くなり(父のだらしないくらしのせいで借金持ちの没落手前)彼らの葬儀中に借金取りに連れ去られそうになっているところを、やもめ公爵に「息子の妻になれ」と引き取られます。公爵はアレコレ野望があり、早死にしてしまう予定の主人公を政治的に利用するつもりで迎えたのです。

しかし、「利用される前にとんずらしてやろう!」と思っている彼女は前世の記憶を頼りに、アレコレ先手を打って運命回避への行動をしていきます。その中で、無意識に行う彼女のささやかな行動により公爵をはじめとして周囲の人々が次第に生来の良心・幸福への欲求をとりもどして幸せに傾いていく…的なお話です。

主人公は年齢より遙かに人生に長けた精神年齢・チートな記憶を有しているので、あまりハラハラせず安心して見ていられます。そして結構、中身は腹黒く面白いコで(ぶっちゃけてる系の性格・おちゃめさんのしっかりしたたか者)で見ていてちょくちょく笑えます。

今の所主人公を脅かしかねないのは、息子の嫁にラリアを迎えた義父の公爵自身とその思惑、そして主人公と似たような金に鼻が利く守銭奴のシモアくらい。(ちなみにシモアはなぜか前世の記憶通りではなく、主人公に横恋慕しはじめています)

他にはちょいちょいイヤラシいヤツはでてきますが、ラリアさんはある意味ずる賢い・したたかちゃん&愛され上手なので上手にかわしてやっつけていき安心して見ていられます。

しかしながらとうとう64巻で、腹の中真っ黒くろなラリアさんが読者の前に堂々と登場してしまったので…ここから賛否両論がでるかも??
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