お金が大好きな平民の私は卑屈貴族と契約結婚して愛し愛されます コミック版
青井さび/ゴルゴンゾーラ三国
このレビューはネタバレを含みます▼
美醜逆転・美しいものが醜い・美の基準が違う系の作品は好きで何作か読んだことあります。こちらは貴族からは全員に断られ 金で買った平民の嫁3人に逃げられまくった自信の無い醜男(前世基準では美形)の貴族と 前世の記憶持ちの平民女性(金で買われた)の話です。美醜逆転はどれもほとんど共通して言えるのですが、可愛い・かっこいい人が自信がなく、それを前世の記憶もちが抱擁して大切に愛してあげるところが最高です。(※転生・転移したら「自分が美形の世界」の作品もあり、それはそれでまた別の味があっていいですが こちらは相手の顔が美醜逆転の世界です) こちらの作品も旦那さんは、自分を否定されて育ってきたので まだ不安を抱えていますが、自分を厭わず接してくれる奥さんの態度と、人との触れ合いに少し安心感を見出しているように思います。 ただ単に「醜い」のではなく、理由があって醜いとされているのでそちらも設定としては面白かったです。旦那さんの顔を肯定してはいけない理由や、奥さんの元いた国との文化の違いなども興味深いです。絵が綺麗だし読みやすいし、夜の睦みごともありますが 絵はないですしさらっとしていて読みやすいです。ちなみに、奥さんの方は守銭奴ってわけじゃないです。題名的にそういう感じを受けるかと思いますがそんな感じはほとんど受けません。
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