このレビューはネタバレを含みます▼
ラブコメ色強めの可愛らしいお話です。妃教育から逃げたいというタイトルですが、レティは10年間一度も逃げる事なく厳しい教育を受け、既に完璧に身に付けています。やっと婚約破棄！と思い込み城から逃げ出してから、レティはやっと王太子と向き合う事になります。何度も逃げるレティとそれを追いかける王太子という独特なコミュニケーション方法で、2人は心を通わせます。王族なのにちょっと自由過ぎますね（笑）。
王太子側から見ると切ないですね。令嬢らしくない元気なレティを好きになったのに、自分と結婚してもらう為にはそれを捨てる程の厳しい教育が必要です。泣いているレティを見て心が痛んでも、自分との婚約破棄を望んでいると分かっていても、絶対に手放す事は出来ません。気付けばレティは心を閉じてしまっていて、自分の言葉は届かない…。
レティの兄の策略通り動かされるのは癪でも、結果的に全員にとって最高にイイ感じに纏まりました。やっと両想いの空気感になった2人は２巻で結婚してからもドキドキモジモジしていて、５巻でまだ結ばれていません。もうそろそろいいんじゃないでしょうか？
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