このレビューはネタバレを含みます▼
●いやぁ…なかなかすごかったですね…「オジサン」「ヒゲ」「ガチムチ」がダメなかたは表紙と口絵だけで手に取ることは避けるでしょうが、それ以外にも、ヘキにも地雷にもなりそうな要素が盛りだくさんでした。「ノンケをゲイバーでイかせてお仕置き」や「“お爺さん”とも呼べそうな齢のオジサンとのえっち」も、ダメなかたはダメそう…
●私が一番うーん…？となったのは、マスターがいろんな人とえっちすることですね。しかも相手によってタチネコどちらもこなす。エロさに定評のある（？）ピアスレーベルですので、えっち多いのは納得できますが、オムニバス形式で入れ替わり立ち替わりというのがどうも…。作者さんがあとがきで「最初マスターとダイキをくっつけるつもりではなかった」と書かれてて、だからこういう展開だったのかもしれませんが。
●ただ、オムニバスえっちとは言っても、欲望に任せて見境なくやりまくるというわけではなくて、そこにはマスターの相手に対する優しさと、マスター自身の拗らせた寂しさが根底にあって、全体のストーリー展開としては読ませるものでした。ゆきずりの触れ合いを肯定してる世界観ではあったかも。
●ダイキ的にはマスターがいろんな人とえっちすることになるのは大丈夫だったのかな…？なんかダイキも背中押してる感じすらありましたが。その包容力も含めて、ダイキにとってはマスターの魅力だったのでしょうか。
●寂しさを抱えてひとときの温もりでしのいできたマスターが、目が覚めたようにダイキに愛されたいと願う最終話、良かったです。ちなみにマスターとダイキは「抱いた直後に抱かせるリバ」です…これもヘキと地雷が分かれそう。私はこの二人のリバ好きです！
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