母という呪縛 娘という牢獄
」のレビュー

母という呪縛 娘という牢獄

齊藤彩

購入してよかったです。

ネタバレ
2023年11月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自分自身も親子関係に悩みがあり、そんな中で世間に衝撃をもたらした事件の概要ということで、気になりつつもまとまった時間が取れず、やっと拝読しました。
考えていたより壮絶なあかりさんの人生には言葉が出ません。呪縛に身悶えながら生きて、殺害事件を起こし、事件を起こしてからやっと「殺人犯でも家族であるというだけで支えてくれる人がいる」と気づくことができた。こんなに悲しい事実はあってはならないと思います。
しかし、このような結果になって初めてあかりさんは人の優しさに触れることができたのだろうとも思います。複雑ではありますが、人の愛とは何か考えるよいきっかけとなりました。
あかりさんには、罪を償ってから、どうかご自身の人生を少しでも楽しんでいただきたいと感じます。
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