運命は覗き見してたらヤッてきた【電子限定版特典付き】
あぶく
このレビューはネタバレを含みます▼
試し読みの段階で「楽しそう!」と即決。パーフェクトで性格も良い信春君が、ある日突然(本当は突然ではない)双眼鏡で自分を観察し続ける【かなめ君】にグイグイとせまり。あのシーンは秀逸でした笑笑。定番だと「おいなに覗いてんだよ」な流れですが、信春は女神みたいな笑顔でドンドン距離を縮めていきます笑笑。こういう学園ものの王道「雲の上の存在がなんで俺みたいなカースト底辺の俺に?」のストーリーは面白くて大好きなんですが読んでる最中に、地味な受け子に疑問を抱きます「本当にこの子にそんな魅力ある?んー?」とモヤモヤ。なので個人的には「雲の上の存在が地味な受けに惚れるだけのしっかりした理由」が大事だと思うんです。あらゆる作品で「実は攻めは幼い頃弱くて受けに守ってもらったエピソード」とか「実は身体の部位にフェチがあり、受けは完璧なパーツの持ち主であった」とか、「自分のいない教室で誰かが悪口言ってるときに受けだけが『彼はそんな奴じゃない』みたいに擁護してるのを廊下で聞いちゃった」とか色々ありますよね!もちろんどれも好きですが、その後の流れ「きっかけは〇〇だったけど、今はそんなこと関係なく君が好き」につながる理由が弱いやつないですか?この作品は私的にはかなり納得できる流れでした!①もともと信春が異常なくらい性格が良くストーカー耐性lv99笑②小さい頃から運命の人の像を刷り込まれていた。③かなめとの出会い(学校で衝突した時ね)もう良いイメージついてた。//で、かなめがまた、言いなりではなく、しっかりしているのが魅力的でした!初めて信春の家で「信春君は実は僕に運命を感じたのではなく、占いを信じていただけ」と知り泣きながら距離を置きましたよね!!すごく良かった!他の人なら「いやいや、占いでもなんでもラッキー」と考えちゃいそう。。かなめは「占いで僕と付き合って信春君は幸せなのかな」と考えていてキュンとしました。だから、きっかけで付き合ったあとに必要な「王子様が本気で受けを好きになる理由」という流れがストンと納得できるのです。かなめが本当に可愛い。。
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