ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける 【短編】
            
            セキモリ/クレイン
            
            
                
                                    
                    
                                
                
                
                
                
                                    
                    
                        
                            このレビューはネタバレを含みます▼
                                                            ピグマリオンがこんなに素敵なお話になることに感動しました。
ララ的には、息子みたいなものと認識していた子から、石像から人間になっていきなりあんなことをされるのは見た目は大人になっててもちょっとキツイかもと思ってしまいましたが、それ以外はアリスがしていることってほぼララからしてもらったことをしているだけなんですよね。
最初の方、アリスを引き取る時のセリフ「あなたがいいわ」って単にストーリーを進めるための一コマと読み飛ばしてましたが、馬車でのプロポーズのシーンを読んで、言われてすっごく嬉しかった言葉なんだろうなと気づきました。
私は使ったことないですが(何分言われたことがないので…)機会があったら誰かに言ってあげようと思います。
こんな文章を書ける作家さんも、それを理解してここまで立体的に表現できるセキモリさんも、きっと人の心の機微に敏感で優しい人なんだろうな~と思ってしまいました。
これからも、読んだら優しい気持ちになれそうな作品書けたらぜひ書いてください!
あ、あと今までコミカライズやノベライズは硬いというか不自然になりがちで、原作が1番面白いものと信じてましたが、こちらの原作も読んで、小説は面白いと焦ってストーリーを追いがちで細かい部分を読み飛ばしてしまうところ、マンガだと丁寧に読めるんだなと思いました。(アリスとララの邂逅シーン、原作は覚えてませんでしたが、マンガを読んで、ためて読むべき感動シーンだった!と認識しました。)
読んで良かったです。
                                                    
                     
                                
                
                                            
                        
                    
            
                
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