このレビューはネタバレを含みます▼
好きになった人が同性だっただけで結婚や社会的な保証を何も受けられず、自身の立場や周囲の偏見などを怖れて関係を明かすこともできず、本来、守られるべき人権が軽視されているなとつくづく感じる。
法律的な問題や受け入れられない側の人権とか、全ての人が満足する結果を得るのは物凄く難しいことだと理解しているけれど、巻末に描かれたような未来が少しでも早く訪れてほしいと心から願う。
作者さんがタイトルをひらがなにした意味は読むと分かる。個人的にはこじつけすぎかなと思うから、そこはあまり心に沁みない。
【全45P】