イノセント・ブルー
」のレビュー

イノセント・ブルー

横澤しっか

裏切られる展開に引きづり込まれ…

ネタバレ
2023年12月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作のみ・195p。
明るくイケメン、クラスの1軍エース・理央、陰キャボッチ・比留間、真っ直ぐで信頼のおける辰也の歪なトライアングル。
見たく無いものを見せられ後味の悪さに気落ちする。けど、頭の片隅に引っ掛かっていて結局囚われている。この気持ちが何なのか、辰也自身も知らない自分を強制的に捻じ曲げられ上書きされ湧き上がる欲望に流される気持ち良さ。可愛くて可哀想な、自分を見て欲しい理央に自分だけを見て欲しい、キュートアグレッションにも似た様な気持ちをぶつける比留間。
完結はしてませんので次巻が待ち遠しい!!
こいの徒花、虎に噛みあとと先生の作品は萌えキュン爽やか〜なBLとは違い味わいがあります。本作も後味の悪さ、中盤での裏切られる展開と癖になります。是非、読んでみて下さい。
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