様々な悪意がヒロインを襲う！

ネタバレ

2023年12月10日

このレビューはネタバレを含みます▼ 婚約者シャロンへの劣等感からミレルダの魅了に掛かってしまった王太子の悪意。完璧な令嬢シャロンに嫉妬するミレルダの悪意。精霊使いマーリックのシャロンへの歪んだ愛。シャロンの実家フォンドヴォール公爵家に対する悪意。シャロンの恋人トラヴィスとその父親に対する悪意。婚約破棄がきっかけで、そこから様々な陰謀が炙り出されてきます。ミレルダは一度破滅してから後も、何度もシャロンを狙い暗躍します。４巻まででやっと陰謀が暴かれそうな所で終わっています。
面白いですが気になる所を言えばシャロンは生粋の公爵令嬢なのに、庶民への適応力があり過ぎかも（笑）。こう言う展開だと現代の庶民女性が転生したパターンが多いと思いますがシャロンは違います。専属の護衛も付けずに1人で城の外に出て拉致されるのも、侍女無しで自分で身の回りの事ができるのも、される一方だっただろうと思うのに他人にマッサージや化粧を施せるのも、公爵令嬢なら現実的じゃない気がします。余計な事かも知れませんが…

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るるかさん

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