鳥籠の狂詩曲
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鳥籠の狂詩曲

唯純楽/藤浪まり

復讐劇。

ネタバレ
2023年12月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 292ページ挿し絵あり。家の手駒のように育てられた侯爵令嬢ヒロインは年一で訪れる流浪の楽団の少年に恋をし、毎年親の目を盗み逢瀬を楽しんでいたが、ある年、ヒロインと少年に悲劇が襲い…という話。レビューで分かりづらいとありましたが、なるほどなと。これ、主役ミハイの方が分かり易かったかもしれませんね。彼の復讐に利用された主役2人の悲劇?と言った感じ。最後まで読めば伏線だと分かりますが、序盤の展開がダラダラしていて読むのがちょっとしんどかったです。ヒーローは何度も首を絞める描写があるように典型的なヤンデレで、そのせいでヒロインが危険に晒されます。その後悔がとても美味しかった。最後の最後、ヒロインの身体に奇跡が起きてちょっとホロッとしました。ハピエン寄りのメリバでしょうね。読んでる時は何度もページを閉じたりしていまいち集中できなかったですけど、読後感は良かったです。
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