可哀想なガラクタと君
」のレビュー

可哀想なガラクタと君

雪代鞠絵/緒花

物語読んでる感じ

ネタバレ
2023年12月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ ボリュームたっぷりでストーリーも良かったと思う。小さい頃から愛を知らずに育って、頭がよく自分は出来てしまうから何故皆はできないのかとシンプルに疑問に思うようなそんな真っ直ぐな人なんだろうな。周りから距離を置かれ、家族にも家族とも思ってもらえない、母にも、唯一必要としてくれた恋人もただ利用されて捨てられ、何を思って生きてきたんだろう。何を希望に生きてこられたんだろう。だから故のこの現状なのか。知らない、経験したことがないということは、大きな差だと思う。育つ環境によって、コミュニティによって人格は形成されるわけだから、あの性格もなるべくしてなったといえるだろうな。利用されてるとわかっていても、嘘でも、言葉にされると耳に聞こえてくると、やっぱり嬉しいものなんだろうな。これからは沢山の本当の愛を知ってほしい。沢山与えてもらって、沢山与えてあげてほしい。なんなら家族愛も。皆で一緒に住んでもいいよ、きっと次男くんのいい右腕になりそうです笑。
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