黒狼王と白銀の贄姫
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黒狼王と白銀の贄姫

白木苺/高岡未来/vient

展開についていけないしストーリーも意味不

2023年12月15日
2巻まで読みましたが展開が早すぎてついていけません。
登場人物も胸糞悪いキャラクターが多く、正直オススメできません。

1巻では自国の者にあまりの冷遇を受ける主人公が可哀想すぎて、感情移入して泣ける場面もあったのですが
結婚相手である陛下は最初から無償の愛を与えてくれているようにしか見えず、冒頭の嫌悪感を抱いていた陛下はどこ??とそこからもう戸惑ってしまいました。
コミカライズするに辺り単なる描写不足なのかもしれませんが……。そうなると下手で残念なコミカライズのように思います。

その後主人公は殺されかけてばかりだし、その度陛下がつきっきりで心配してくれてラブラブ、の繰り返しでそれもなんだかなぁ。
全てがあっさりしていて、なんの思い入れもないキャラクターについて、やれ犯人だの言って物語が進行しても
読んでいて、ふーん……?って段々興味をなくしていきました。
そんなことより主人公をひどい目に合わせてきた奴らに復讐してくれよ。

極めつけは、弟を守りたいから預かると言ったくせに修道院に預けたから安全だ、とか言ってて
え?自分の身近に置かないの?そんなとこで本当に安全??
と思ってたら案の定、速攻で殺されたって言ってて
は?????ってなりました。
全くもって意味不明です。
弟くん可哀想すぎるし母親と更に溝深まるのでは……?
こんなことなら最後は母親の側にいさせてあげればよかったのに。

そんな急展開の中、なぜか主人公も襲われてまた絶体絶命になっているし。なんでなん。
もう展開が理解できずついていけないので続きはいいかな。
続きが出る頃にはこの物語を覚えていないだろうくらい印象にも残らない、とにかく意味不明な物語です。

ただ1つ気になるのは、2巻ラストでまさかまた彼の姿を見ることになるとは。
なんのために登場したんでしょうね。
記憶の中の優しいイケメン騎士のままで良かったんだけど…。
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