少年のアビス
」のレビュー

少年のアビス

峰浪りょう

暗いが美しい

2023年12月15日
全く救われないままなのに不思議と惹きつけられる。過剰に不幸に酔ってる作品は苦手だけど、淡々と静謐に描かれる「絶望」は美しいと知った。
東京で生まれたので地方都市の閉塞感は体験した事がない。だけど地域差は関係なく、誰もが根底に持つ虚無を可視化してくれたことで、変かもしれないけど安らぎすら感じる。
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