このレビューはネタバレを含みます▼
原作・作画作家さん共に初読みです。高評価なので注目していました。でもファンタジーは得意でなく、なかなか手にすることはなかったのですが、何かのフェアで数冊購入し、その後はこつこつ新刊発売で集めました。7巻まで貯まり、最終回を待てずに読み出しました。
BL色は強くない、むしろ一般の少女漫画と唱っても可能なのではないか、そんなセージとアージェント(青の王)さまの関係です。話数が進んでいくとアージェントさまの控え目で涼しげだが内は燃えるようなセージへの愛が垣間見えます。しかし妹にばかり気を取られ、自分さえも亡き者にして過去を変え、今と未来に妹を生かせようとするセージには、アージェントさまの気持ちは届かない‥自分の気持ちにさえも気付かないふりをして、気付いた時はその思いに蓋をしてしまう‥。そこまで妹を思う気持ちも判りますが彼女が戻って来る時にはセージはいなくなってしまうのに──色々もどかしいです。調べると8巻は原作の小説でいうと3巻(本編最終巻)に当たるようでした。いよいよ佳境ということですね。小説は読んでいないので、続きが早く読みたいです。セージはどの道を選ぶのでしょう‥アージェントさまの思いは伝わるのでしょうか。楽しみにしています。