軍神の花嫁
」のレビュー

軍神の花嫁

水芙蓉

静と動の美しさ

ネタバレ
2023年12月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ まず表紙絵に惹かれて、読んだ後も惹かれました。
過酷で孤独な美しい軍神が扱う魔剣が、やっと選んだ自分だけの鞘であるサクラ。鞘が見つかるまで剣を片時も手放せずに晒したままというのが辛いなぁと思いました。俺の妻だ、俺のものだ、俺の鞘だ…なんかエロく聞こえてしまう…
剣が選んだ鞘だからと思うカイと、どうせ私はただの鞘だからと思うサクラのすれ違う気持ちがもどかしいけど文章の雰囲気も2人の会話もとても素敵で、フワフワしながら何回も読んじゃいました。カイより剣の方が先に自分の元に帰ってくるなんてドキドキですね。
結婚式後のベッドでのカイが静かにネットリと野獣で、戸惑い照れるサクラがもう素敵でした。
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