軍人公爵は身代わり花嫁を溺愛する【分冊版】
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軍人公爵は身代わり花嫁を溺愛する【分冊版】

いそてつ/麻生ミカリ

ツッコミどころはあれど切ない

ネタバレ
2023年12月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ なかなかタイトルの溺愛にならず、むしろ責め苛んでいました。
他の方も書かれてますが、なんでヒロインが探し求める自分の恋人だと気づかないのか。
問題の王女は何人も影武者を使っていたのが知られていたのだったら、まず捉えた「王女(仮)」が誰なのか確認しろよ、と言う話です。 無実または罪の軽い被害者を断罪するリスクを誰も思いつかないんですかね・・・
公爵は憎い敵だと思い込んでいる相手の体をいじくりまわすとかキモいです。 ただの変態では?
ヒロインは声を奪われ、髪も染められて元の素性がわからなくされていてそのため本物の王女(元)だと思われて有罪判決を受けます。 申し開きできない辛さはそれなりに来るものがありました。 ただ、のどは完全に治るかわからないにしても声が出るようになったり筆談で無実を訴えるとかできそうだし、何日も囚われていたら染められた髪の毛も伸びて元の色が出てきてその時点で別人だとわからないのかなーと思いました。 元の色が出ない魔法とかあったら無理ですけど(後の方で戻ってますよね)。
とりあえず本人確認ができてめでたしめでたしと思ったら本物の王女(元)が出てきて悪さしようとして(まだそのへん読めていません)頑張っていて、実にド悪役です。 でも出て来ずに逃げていれば良かったのでは?
とにかくヒロインの切なさや頑張りが魅力のお話だと思いました。
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