望まれぬ花嫁は一途に皇太子を愛す《フルカラー》(分冊版)
紡木すあ/古池マヤ
このレビューはネタバレを含みます▼
私も原作小説のタイトルの方が好きです。
一貫して、「笑顔」がキーワードであり、意味があります。これでもかというヒロインの受難に涙涙で、理不尽さに心が揺さぶられます。それでも笑顔を失わないよう、ヒーローを想う健気さ。また涙腺が緩みます。
以下、ネタバレあり、ご注意ください。
作者様がヒーローがヒロインを傷つける箇所があるとおっしゃっていて、確かにそのとおりなのですが、王族の婚姻関係の中での出来事なので、世界観としてはおかしくないので私はヒーロー設定大丈夫でした。(現代、対等男女で有無を言わさぬ…は許容できないですが…)ですが、この事件が無いとジグラスでの地獄の日々の中で、一つの拠り所も無くなってしまったのじゃないかと…割とリアルで本当に酷い扱いなので(サラッとの記載ですが)これもまた涙…美しい作画でどのように再現されるか気になるところです。想像力に任せる部分が多くなりそうだと思っていますが…。最後のカタルシスまで見守りたい作品です。
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