皇たる鷹は若葉の月を寵愛する
」のレビュー

皇たる鷹は若葉の月を寵愛する

葵居ゆゆ/壱也

面白いですが

ネタバレ
2023年12月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 小説としては、まあまあ面白いです。奇想天外な設定も、なんとか許容範囲(呪術云々は、無い方が良かった気がします)。私は攻めが、いろいろな人と致しちゃって居ても大丈夫ですが、この攻めはかなり嫌悪を感じました。伽科とかいうのが、かなりゲス。それに乗っかってやり放題の攻め(のようにみえる)。他の側室?たちともやり放題で1日に何人も相手するとか。
その攻めに、玩具にされてるようにしか見えない受け。何しろ、やりまくり攻めなので、いかにカッコいい描写がなされていても、やっている内容がただのすけべ親父にしか見えない。
中盤あたりで、やっと攻めが伽科について、良くないと考えている描写がありましたが、それに乗っかってずっとヤッてたわけで、説得力がいまいちでした。
最後は、受けだけにする、と誓います。奥さんを何人も持たなければならない立場なのですが、なんとかします。しかし、よくそれで父親や周囲が許したね?と感じてしまう変な解決策。この辺りはご都合主義でしょうか。
とても読み応えがあり、この作家さんは大好きです。それに一気読みでしたから、面白くはあったのです。
受けの子はツンツンしていますが、頑張りやです。まあ、生い立ちを考えると、あの明るい性格は無いよなーと思いますが、そのへんも許容範囲でしょう。
この小説は、面白いと感じる人がいる反面、嫌う人もいるでしょう。
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