悪役令嬢と鬼畜騎士
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悪役令嬢と鬼畜騎士

猫田/旭炬

3巻までの幕間カットが勿体ない!4巻楽しみ

ネタバレ
2023年12月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 3巻で綺麗に終わり、続きは無いのかと思ってたら4巻発売!絶対買う。
ファンタジー作品によく登場する「黒竜」が、この作品では人型に変身できる上、オネエ言葉でしゃべるの笑ったw
3巻までの内容で、売り物になる前の小説にあった「幕間」がかなりカットされてて、キャラが何をどう思って行動したのかが解りにくくなってたのがモッタイナイと思う。
「自分は乙女ゲーのヒロインだ」と自覚してフェリクスや令息達を手玉に取ってたミア視点、
ド天然ルキとミアの言動に「俺王太子なのになんで胃薬手放せない中間管理職みたいになってんだ?」と苦労人な王太子視点、
「護衛の自分達より主達の方がゴリゴリの武闘派で超強いとか、ありえなくね?」と思ってる、終始面白いルカスの従者であるフィン視点、
そしてフェリクス視点←コレを省いた為に、フェリクスがなんであんな言動したのかが売り物の小説だけ読んだら理解不能となってる。
ツェツィとの初対面時、彼女が同世代なのに完璧な令嬢だったので表情を崩したくてイヤミを言って第一印象を最悪にしたり、彼女がルカスを一瞬だが気にしたのをイラつき、父である王に「ルカスを護衛から外せ」と直談判し、王から呆れられたエピソードや完璧超人で容姿端麗、目の色も王子であるフェリクスより王家の血筋が色濃く出た綺麗な金色の瞳のルカスに、実は激しい劣等感を抱いてる+嫉妬してる心情が丸々カット、自分が婚約破棄したクセに身勝手にも「破棄してもあの女は俺の物だから連れてこい」と、取り巻きに命令するも断固拒否され、後日 騎士達の噂話で「フェリクスと婚約破棄後のツェツィがルカスと婚約し、第二王子となった彼に溺愛されてより美しくなり表情も柔らかくなり雰囲気が激変した」と聞き、「自分は彼女が好きだったんだ」と遅まきながら気づいたエピソードもカットされてたので、婚約破棄後なんで元婚約者にあんなに執着したのか意味不明にみえるの、超モッタイナイ。
※追記:4巻をシーモアで購入し、感想。 へアプスト家の使用人達が、相変わらず有能な上 愉快な武闘派で好きだわw 王太子が中間管理職から下っ端へ進化してたw
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