ボーイフレンドをきわめてみれば
」のレビュー

ボーイフレンドをきわめてみれば

ライリー・ハート/冬斗亜紀/ZAKK

お互いにぴったり!

ネタバレ
2023年12月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 待望の冬斗亜紀さん訳の新作!主人公のマイロは、そのストレートすぎる言葉で周りの人たちに奇妙な反応をされたり、生活の様々なルーティンやこだわりも多い。周囲とのぎこちなさは自覚してるし傷ついてもいるけれど、自分が自分であることを止められない。そんな時、とある経緯で引っ越すことになり、そこで隣人のギデオンに出会う。最初から肯定的に自分の言動を受け止めてくれるギデオンにマイロは惹かれ、ギデオンも正直でキュートなマイロに好印象を持つ。過干渉な母親から離れて、人生で初めての親友=ボーイフレンドを得るまでのマイロの葛藤や喜び、自分にとって特別な存在に出会うまでのギデオンの人生の道のり、それぞれの側から交互に語られる気持ちに共感し、2人の揺れ続ける心情と努力を重ねる姿に度々涙が止まらなかった。お互いにぴったり合う人に出会えてよかったね!それは奇跡と呼んでいいのでは。著者の他の作品も読んでみたいと思った。
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