このレビューはネタバレを含みます▼
画力に惹かれて読みたくなりました。まず2冊にまとまってることが凄いなと。舞台が戦後なのでなかなか入りづらい所もあり、セリフも詩的で美しく私は1度噛み砕く必要があり時間がかかりました。それとは逆に2人の生い立ちがかなり壮絶なトラウマ級。そこが軸になっているのですが、色んな角度からの結びつきが怖いくらいにハマっていって引き込まれました。簡単に言うと、憬の心の救済ストーリーなのかなぁと。しんどい描写も多いからこそ些細な幸せがすごく大きくてラストは感動です。ただ次読み返すとなると割と気合いがいるなぁ。。いや素晴らしい作品でした。