春売り花嫁とやさしい涙【新装版】
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春売り花嫁とやさしい涙【新装版】

高月紅葉

ちょっと切ない内容

ネタバレ
2024年1月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 男娼をやっている受が、虐げられたり利用されているのが普通な感覚になっているのが悲しかったです。薄幸だった過去から無条件の幸せに恐怖し破滅の道を選ぼうとするのも。攻はノン気だけど、最初命令され抱いた受にハマり一直線。受から邪険にされてもめげません。受は攻も幸せになる自分も信じられず、また自分を利用しようと近づいてきた元カレと過去に引きずられ…。受に好きな人がいても元カレを含めた過ちを犯しても、それごと引き受けるという攻の器が大きくて脱帽です。さらにそんな状況を飲み込んだ上で受のパトロンになった樺山さんにも。色んな人や考え方があるんだなあと思いました。受にはこれから幸せになって欲しいです。
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