愛する者の為に動くおじいさんに可愛さ全開





2024年1月1日
そういう人だったの?という意外性を打ち出してきて、新たな登場人物のキャラクターを膨らませて来て、読んでいる当方にはこれまで味方なのかも判らなかった(寧ろ味方ではないかも、と思えていた)彼等に抱けなかった親近感を、急速に高めた第三部だった。第一部のときのグスタフ的に。
何人も出てくるストーリーは、各人物像と各行動主体は誰か?が、文中でストレス少なく読みたい。台詞で判らせようとする感じも、台詞中盤まで判りに難い。
エックハルトと同腹の妹?、言葉の掛かり方がこの第三部でも戸惑い。「付き合いが長いエックハルトには基本的に採点の厳しいフェルディナンドがずいぶんとローゼマインを褒めているように聞こえた」も、採点の厳しさはエックハルトに?、それともフェルディナンドは誰にでも採点が厳しい?
「エーレンフェストでは両親以外に頭を下げる必要がないヴィルフリートが礼を尽くし、跪かなければならない相手がいる」は、何処の話なのか判らなくなる(75%)。
また、ローゼマインが眠っている間に残っている者達で話し合う場、「ローゼマイン様が性急に工房へ入ったことが不安で仕方がないようです」のところ、フェルディナンドが連れて入ったことが、事前の展開上文脈で繋がっていても、ローゼマイン様が入った、と短絡的に受け止めそうになり戸惑う。更に、その工房にしても、隠し部屋の工房であると、直ぐピンと来ないで別のローゼマイン工房を連想しそうになる。それだけローゼマイン工房や、その後の郊外の工房の方がずっと登場してきた為に、出来たばかりの工房のことだと(読み進めてきている流れで理解できるが)直結の前に、慣れた過去の話が頭をよぎるのだ。
読んでいて判るでしょ、という、省きが、読み進める時にウッと手が止まらせるのだ。
一方、登場が極端に少ない人物の人物紹介が省かれがちな点は、登場人物の多い書物の弱点に、共通してある。重要度低ければ巻頭紹介に入ってこないけれど、そういう名前に馴染みが無い人物ほど、この人誰?という小さな疑問符が読書スピードをつかえさせてしまいがち。人によっては、大した人物でないから流していけばと考えるかもしれない。しかし私は、どれ程小者であっても、名前のある人物が台詞なり行動の記述がある以上は、関係を明らかにしたくなるのだ。どこかで書かれたとは思っても、これ程の長編、今さら頁を遡って探せるほど容易くないのだ。
何人も出てくるストーリーは、各人物像と各行動主体は誰か?が、文中でストレス少なく読みたい。台詞で判らせようとする感じも、台詞中盤まで判りに難い。
エックハルトと同腹の妹?、言葉の掛かり方がこの第三部でも戸惑い。「付き合いが長いエックハルトには基本的に採点の厳しいフェルディナンドがずいぶんとローゼマインを褒めているように聞こえた」も、採点の厳しさはエックハルトに?、それともフェルディナンドは誰にでも採点が厳しい?
「エーレンフェストでは両親以外に頭を下げる必要がないヴィルフリートが礼を尽くし、跪かなければならない相手がいる」は、何処の話なのか判らなくなる(75%)。
また、ローゼマインが眠っている間に残っている者達で話し合う場、「ローゼマイン様が性急に工房へ入ったことが不安で仕方がないようです」のところ、フェルディナンドが連れて入ったことが、事前の展開上文脈で繋がっていても、ローゼマイン様が入った、と短絡的に受け止めそうになり戸惑う。更に、その工房にしても、隠し部屋の工房であると、直ぐピンと来ないで別のローゼマイン工房を連想しそうになる。それだけローゼマイン工房や、その後の郊外の工房の方がずっと登場してきた為に、出来たばかりの工房のことだと(読み進めてきている流れで理解できるが)直結の前に、慣れた過去の話が頭をよぎるのだ。
読んでいて判るでしょ、という、省きが、読み進める時にウッと手が止まらせるのだ。
一方、登場が極端に少ない人物の人物紹介が省かれがちな点は、登場人物の多い書物の弱点に、共通してある。重要度低ければ巻頭紹介に入ってこないけれど、そういう名前に馴染みが無い人物ほど、この人誰?という小さな疑問符が読書スピードをつかえさせてしまいがち。人によっては、大した人物でないから流していけばと考えるかもしれない。しかし私は、どれ程小者であっても、名前のある人物が台詞なり行動の記述がある以上は、関係を明らかにしたくなるのだ。どこかで書かれたとは思っても、これ程の長編、今さら頁を遡って探せるほど容易くないのだ。

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com00 さん
(女性/30代) 総レビュー数:147件
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romance2 さん
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アヲアラシ さん
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