終始穏やかで心地のいい本





2024年1月2日
最初から最後まで穏やかで思いやりのあるエピソードです。主人公が誰かに憧れて頑張る系の話でありがちな「憧れの相手に理想を投影して、現実の相手とのギャップに勝手に絶望する」みたいなクダリは一切ないので、終始フラットに読み進められます。個人的によかったところとしては、読後の影響がなかったことです。読んだことで何かをしたくなったり、出かけたくなったりしないというか、あくまで友人から素敵な人の話を聞かせてもらったような本だったので、いい意味で「人の話」として読めたことも心地いいポイントでした。寝れない夜にもおすすめです。

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★★★★★ さん
(女性/50代) 総レビュー数:2件