王太子様、私今度こそあなたに殺されたくないんです! ~聖女に嵌められた貧乏令嬢、二度目は串刺し回避します!~
岡達英茉/先崎真琴
このレビューはネタバレを含みます▼
冒頭から序盤までの文章はハッキリ言ってド下手です。この作品の前にベテラン作家さまの本を読んでいたので、余計に稚拙に感じてしまいました。ただ、終盤になると小慣れて来たのか気にならなくなりました。あとがきの文章が1番上手く感じました。
ヒロインが2度目の人生で仲間を得て聖女の悪辣さを断罪するシーンとか、悪者が辿った顛末がちゃんと書かれてあったのは読後感がすごく良かったです。そして王太子に戻ったヒーローがヒロインとの仲を国王に認めてもらう件は面白いと思いました。
ただ単語の使い方に疑問を感じて、魔術は魔力の方が自然ではないでしょうか?生まれつきあるのが魔力で、魔術とは学ぶものだと思うので使い方が独特でした。
書籍にする時に担当者に指摘して欲しかったです。
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