WHITE BLUE PINK
」のレビュー

WHITE BLUE PINK

原川ユキ

話の運びがうまい

ネタバレ
2024年1月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 他の方々も書かれているように、ルームシェアする3人の女性たちのオムニバスストーリーでテンポがいい。
三者三様の恋愛をイメージしたカラーがタイトルになっていて、ピンク担当の亜矢は上昇志向の強い女の嫌なところが凝縮されたキャラかと思いきや努力と行動の人で、結果一番印象に残るキャラでした。
ブルー担当の真琴以外は今後があることを予感させるような、「読者の捉え方による」終わり方で、これはこれで良い幕の閉じ方だと思う。
が、個人的にはハッキリ見たいタイプかつラスト展開が一番気になってたキャラがピンクの亜矢だったので、もう何歩か踏み込んだところを見たかった〜!
とは言え、2冊にスッキリまとまっているけど読み応えも充分あり、軽快で良い作品でした。
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