ロマンチック・エレジー
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ロマンチック・エレジー

左藤さなゆき

早く続きが読みたい!

ネタバレ
2024年1月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 七星くんは何処へ?ロマンチック・ラメントのスピンオフ、旭の運命の番だったのに、フラれてしまった煌臣(旭の番)の従兄弟、遊真が主役。遊真の友達、学年一可愛いβの七星は、どうしたの?てっきり、カレが遊真のお相手になるのだと、勝手に思っていたので、別人βが遊真の相手とはビックリ。しかも、あれから10年、ずっと旭(運命)を引きずってたとは…!
運命の番に選ばれず、傷心の遊真が、声が旭に似ていたために、ワンナイトしてしまったβの誉。誉の方も、同棲中の元カレに番が出来たと言われて別れたところで、何となく元カレに被った遊真に声をかけた訳ですが。「運命」に囚われてる遊真と、βなので結局αに捨てられると思っている誉、どちらも失恋の痛みを抱えて、傷を舐め合う事を選択。まぁ、遊真は誉がこれまで好きになったαとは違い誠実だし、恋人と決めたからには甘い。誉は一途だし、今はまだ契約要素強めだけど、気持ちが本物になるのも遠くないよね…と思うのに。しかし、元カレが出現して、ちょっかいかけてくる。超オレ様、誉を軽く扱って、不誠実なクズα、モデルのレオ。クズなんだけど、イケメン過ぎて困る。このレオは、主役二人を真剣にさせる系当て馬、なんだとは思いますが、あんまり酷な展開にならないでほしいな。誉、揺れないでね。遊真くん、いい男に成長してましたね。旭のことは可哀想だったけど、絶対ハッピーになってほしい。運命だからって無条件に幸せに通じるものではないって、最初からテーマですよね。気持ちが大事、それを前提に幸せを掴むってことでしょうか。遊真の恋が昇華されますように。
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