珠玉の「なれそめ」。





2024年1月11日
シリーズ3作のうちの2作目。ここで描かれる「なれそめ」が3作中でいちばん読みごたえあって好きです。
購入を迷って1冊だけ試したいという方は、ここから入ってみるのもアリだと思います。この巻の大半は過去編だし、その他の部分も1作目を読んでいなくても問題ない話なので。
いつものほのぼのした日常編でも二人の個性はよくわかっていたけど、過去編でそれぞれのバックボーンが描かれて、さらに彼らのことが愛しくなりました。お互いに欠けている部分を満たしてくれるような……惹かれあっていくのが必然だったんだなと思えます。
作家らしさ、編集者らしさが活きているのも良かった。先生が自身を懸けて書いてきた小説を、しっかり受けとめてきた中井だからこそ言える誠実な言葉。それを聞いたときの先生の気持ち、痛いぐらいにわかるな……。
そして、表紙もそうだけど、先生の壁ドンがめちゃくちゃ好きです。普段は穏やかでホワッとしてるのに、中井に迫るときだけ色気を滲ませてきて、そうだこの人カッコいいんだった……と思い知らされてしまう。
「好き」というシンプルな単語も、この人にかかると強さが宿る。言葉に力を与えられる人。さすが岡村大先生です。
購入を迷って1冊だけ試したいという方は、ここから入ってみるのもアリだと思います。この巻の大半は過去編だし、その他の部分も1作目を読んでいなくても問題ない話なので。
いつものほのぼのした日常編でも二人の個性はよくわかっていたけど、過去編でそれぞれのバックボーンが描かれて、さらに彼らのことが愛しくなりました。お互いに欠けている部分を満たしてくれるような……惹かれあっていくのが必然だったんだなと思えます。
作家らしさ、編集者らしさが活きているのも良かった。先生が自身を懸けて書いてきた小説を、しっかり受けとめてきた中井だからこそ言える誠実な言葉。それを聞いたときの先生の気持ち、痛いぐらいにわかるな……。
そして、表紙もそうだけど、先生の壁ドンがめちゃくちゃ好きです。普段は穏やかでホワッとしてるのに、中井に迫るときだけ色気を滲ませてきて、そうだこの人カッコいいんだった……と思い知らされてしまう。
「好き」というシンプルな単語も、この人にかかると強さが宿る。言葉に力を与えられる人。さすが岡村大先生です。

いいねしたユーザ3人